LPICはLinuxの中でもメジャーな資格試験です。LPICの受験のヒント、合格のヒントを紹介します。
コンピューター関係で仕事をしていると「Linux」が出来ると出来ないはかなりな差になります。その点を考えるとLPICレベル1を取得するとかなりのアドバンテージになります。ここではLPICレベル3保有者の管理人がLPICレベル1の取得の方法を紹介します。
参考書で独学
レベル1においては参考書と問題集だけで初心者が合格出来るかと言えば、ギリギリ合格出来ると思います。(つまり、1回も実機のLinuxに触れないで)
教科書でオススメは翔泳社の「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応」です。通称チョコ本です。(本の色がチョコレート色なのが、理由です。小豆本などとも言われます)
問題集はインプレスの「徹底攻略 LPIC Level1 問題集[Version 4.0]対応」オススメです。通称黒本です。(本の色が黒色なのが理由です。) オススメの理由は以下の通りです。
・問題数が圧倒的に多い。
・解説が丁寧
・問題が本番と同じようなものもある。
徹底攻略LPIC Level1問題集[Version 4.0]対応【電子書籍】[ 鳥谷部昭寛 ] 価格:2,750円 |
ネットの問題集ならping-tあたりでも良いと思います。
101は翔泳社の教科書と問題集を1冊程度やれば、合格できるでしょう。
102についてインプレスの問題集(もしくはping-t)を完璧にすれば、ギリギリ合格できます。
実機で勉強
家でlinuxをインストールして勉強する人もいます。OSの入っていないPCを買ってきて、自宅でフリーのlinuxOSのcentos等をインストールして勉強します。やはり、実機を触ると覚えやすいですね。レベル1で出てくるコマンドや設定ファイルは是非とも確認したいです。最近では「virtualbox」や「vmware」の仮想環境にlinuxをインストールして勉強する事が出来ます。全てフリーソフトなので無料で勉強出来ます。
合格する為のヒント
前出で教科書、問題集を完璧にすれば、合格と書きました。この完璧と言う言葉が重要です。私が以前、linuxとUNIXのサポートする部署に1年ぐらいいた時の話です。そこにいるエンジニアは非常に優秀でスキルが高かったのを覚えています。契約している会社のSEから障害やOSの仕様などのQ&Aの連絡をもらい、それを解決する仕事でした。凄腕のSEが分からない事を回答するわけですから、スキルは高いわけです。当時LPICのレベル2を受験し、取得済みの私からみてもレベルが高い人たちでした。(当時、レベル3が日本でリリースの直前でした)
彼らが会社の評価の時期の直前に「LPICでも受けるか」なんて聞いた事がありました。「俺たちなら3日で受かる」と豪語していました。そして、驚くべきその通リ3日間の勉強でレベル1、2を合格していました。ここで重要なのは彼らの3日間です。その3日間で彼らは何を勉強したかと言うとコマンドのオプションです。
レベルの高い彼らでもコマンドのオプションを全て完璧に理解はしていません。普段使わないコマンドのオプションなどは「そんなのあったかな?」と言う感じです。私もそうです。しかしLPICの試験ではそのコマンドのオプションが実は出題されるのです。つまり、完璧とはエンジニア人生で1回も使わないオプションまで覚える必要があると言うことです。
そんなの覚えられないと言う人もいるかもしれませんが、LPICの参考書、問題集に出ているオプションは完璧に覚えた方が絶対に良いのです。なぜならオプションを問われる問題が必ず出ます。全くの初心者ならこのオプションはまず使わない、良く使うなど分かりませんので全部覚えるでしょう。しかし、少し実機を触り、プロセスの確認やファイルのコピーなどの経験をしている人は使わないオプションを覚えないようです。linuxの概念的なことやセキュリティなどの問題はある程度スキルがある人は勉強しなくてもなんとなくなりますが、オプションだけはそれが通用しません。知っているか、知らないかの世界です。
コメント
実機を全く触れずにLPICのレベル1の資格は取得できますか?
会社から今年中に取得しろと言われています。半年ぐらいで取得できますか?