LPIC-2 201 模擬問題 No.2

Linux

linuxのジョブの時間指定

指定した時間に実行するジョブを設定するために使用できる2つの
ユーティリティはどれですか?

 

A. at と crond
B. atrun と crontab
C. at と crontab
D. atd と crond

 

 







回答

正解:C. at と crontab

この問題のポイントは「ユーティリティ」と言う言葉です。LPICを含め、ITの資格試験の多くは海外で問題が作成されています。英語が分かる人はなんとなく「ユーティリティ」の意味から「at と crontab」を選択できると思います。ポイントはDの「atd と crond」が不正解と見極める事です。もし問題が「ユーティリティ」ではなく「デーモン」となっていればDが正解になります。「デーモン」はIT用語ですが、「ユーティリティ」はそのあたりは微妙で、機能などの意味と捉えてもいいですし、あまり使いませんが、IT用語としての「小規模の補助的で簡潔な機能を持つプログラム」と考えても良いでしょう。「at と crontab」をプログラムと考えるより、機能と考えた方がスッキリします。

この問題をあえて作成したのは結構英訳が強引で、誤訳もある事を理解して試験を望むべきということです。以前、あるITベンダー試験でパスワードが「バ」スワードとなっていた事がありました。機械の翻訳で全てやっている訳でもなく、日本語がネイティブではない人が翻訳をしている可能性もあります。試験によっては英語の原文の問題も見ることができるので怪しい問題は確認すると良いでしょう。







実務では

実務では「at」を使うことは少ないです。管理人は本番環境で使ったことは一度もありません。

「crontab」は非常によく使います。(監視オペレーターはあまり使いません)

ログのローテーションなどをプログラムを毎週水曜などの週一、また月一で動かす時などに使います。構築するエンジニアは良く使うことになるでしょう。監視オペレーターなどは確認のみで、そのような機能があると覚えてればOKです。

 

ちなみに「crontab」呼び方は日本では「クローンタブ」が一般的です。「cron」は「クーロン」です。「クロン」と呼ぶと笑われる可能性があります。







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