「LPIC」vs「LinuC」どちらが良いの?

Linux

結論「LPIC」一択です。

資格とは

まずIT資格に限らずそもそも「資格」と呼ばれるものは何か、考えてみます。

何かしらの試験を受け、基準点をクリアすると合格になり、合格証やライセンスをもらえます。そして、晴れて履歴書に書くことが出来ます。

英語なら「TOEIC」や「英検」、経理なら「日商簿記」や「公認会計士」、法律なら「司法書士」や「弁護士」などあります。

まず資格を大別すると、以下の二つが挙げられます。

  1. この資格が無いと出来ないことが出来る
  2. 能力の証明

1に当てはまるのは弁護士や運転免許などです。運転免許証がないと車を運転できませんね。さて、「LPIC」と「LinuC」ですが、2に当てはまります。「LPIC」がなくてもITエンジニアとして仕事ができます。車と違って無免許でお巡りさんに怒られることもありません。







結論「LPIC」と「LinuC」を取得する意味

「LPIC」と「LinuC」を取得する意味はなんでしょうか。社内の評価を上げる。就職・転職の際に作成・提出する履歴書に書いてアピールする。「Linuxを使えます。」と書いてもどの程度使えるのか、自らの主張では本当かどうか疑わしい為、資格を通じた「権威ある第三者」による裏付けを得る。理由はこんなところでしょう。自己啓発や今の自分のスキルを計るのが理由の人も少しはいるかもしれませんが。

「LinuC」がスタートしたのは2018年4月です。IT企業の人事の人で「LPIC」を知っていても「LinuC」を知らない人がほとんです。現場のエンジニアのリーダークラスでも「LinuC」を知らない人も多いです。2004年に「LPIC」を初めて取得した私も2019年になってから知りました。偶然、更新のタイミングだったのでLPIからのメールを見て知りました。「LPIC」を知っているが取得していないエンジニアや人事の方はほぼ「LinuC」を知らないでしょう。知らない資格を持っていても履歴書の資格欄の空白行を1つ埋めるぐらいの効果があるくらいです。なので「LPIC」一択が結論です。

「LPIC」と「LinuC」の未来

今後、「LinuC」の知名度が上がる可能性もないとは言い切れませんが、現状の知名度が低く誕生の経緯を知っている人も多いので前途多難でしょう。

「LinuC」は日本国内のみの認定資格です。(ピアソンVUEで受験出来る為、世界中で受験可能ですが、日本以外の知名度はほぼ0です。)「LPIC」は世界最大のLinux認定で世界中で認知されている。ちなみに本部はカナダです。海外でも通用する資格な事も考えるとやはり「LPIC」です。

最終的には真のスキルと実務経験が大切です。まずはLPICレベル1の取得から。千里の道も一歩から。







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